お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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京都の思い出に浸る余裕がないにも関わらずの語尾録、薯蕷蒸しの後に登場は、海老芋饅頭白味噌仕立て。ああ、白味噌好きには堪らない京都らしい一品です。ちなみに夫が四条河原町の京都高島屋さんで買ってきた「京都みやげだよ!」の、魚久 京粕漬けは本当に美味しかったけれども、その本店は東京人形町にあるし、近所の立川高島屋にもあるという事実。「....近くでも買えるからよかったね (汗")」

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京都八条口に車が着いた時、新幹線の出発まで10分しかなかったので、反対側の烏丸口、伊勢丹地下にある紫野和久殿傳のお弁当を買いに行けなかったので、新幹線改札内にあるいづうの鯖寿司。季節で包み紙が変わるのが楽しい。今はモミジ。

こちらも買う時間と出発のタイミングに間に合うかドキドキしたけれども、その後、ホームに走って登った。いつもそうなんですが、京都駅新幹線改札入った構内、東京行き上り列車のホームに上がる階段かエスカレータ見つかりにくく慌てる。方向音痴なのと商店街がごちゃごちゃしていて。

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新幹線に乗る前の午前中、尋ねたのは、御寺泉涌寺。ココは訪ねた方々が同じようなことをおっしゃるのですが、突然視力がよくなったように感じるクリアな清涼感の溢れる景色。

皇室ゆかりのお寺だけあります。そこで開催されていた、菊花展。実に見事でした。

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京都菊花会、京都に住んでいたなら入ってみたい世界です。菊は栽培方法でいかようにもできる頼もしい宿根草。日本に住んでいて、ベランダでもあれば、植木鉢の片隅でも、丈夫に育つ花。乾燥にも根っこのいじめにも強い、和洋どちらの鑑賞もできるけれどもこの仕立ては素晴らしいですね。

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その後、すぐそばの即成院で阿弥陀如来さまのお参り。ここで身の毛もよだつ高額落し物をして、それに気づいたのは昨日のこと。もうそれ何かは、言えないけれども、お寺にお電話したらタイヤに惹かれ崩壊した状態で壊れて見つかった。と、でも、取っておいてくださった。着払いでの送付をお願いした。4日経っても捨てずに取っておいていただき、非常ににご親切でありがたい。それが何かは言えないけれども、落し物には注意しましょう。いつも自分の飛び立つ後は、振り返って確認しましょう。「立鳥無何落」、「日々是口訳」以来、我流漢語の習慣が....。

その美しき思い出に残る錦秋の気配漂う京都から、この写真の24時間後には、群馬県中之条ガーデンズでチューリップの植え込み工事へ。

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やはりキク科のアスターが美しかった!外来種は、病気に見舞われることもありますが、在来種は強い。この写真は「ふるさとの野山」エリアにて、そして、ナチュラルガーデンでは、アネモネ・フペンシスの種がワタのようにふわふわ西日で美しく。通りがかりに、あら、あれは綿花よ。今頃咲くのね。と、友人に教えているかたがいらしたが、綿花は熱帯の植物なのだけれども、そういえばちょっと見た目似てるか。

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中之条ガーデンズ、樹種によっては、すでに落葉してしまった木もあり、真っ赤な紅葉を写真映えさせる澄んだ真っ青な空に、むしろ感動します。

チューリップの植栽に行った理由のひとつは、注文通りのチューリップが届かなかったので

再度発注し直し、再度植え付けだったのですが、今年の夏はオランダでも水害あり、うまく育たない球根もあって、土壇場で発注不能が多々起きました。地球温暖化の大きな煽りがヨーロッパにもひたひたと押し寄せていることを感じます。

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そんな状況だからこそ、草花と仲良くできるようにしていたいと思いますが、厳しい問題も続出。それでも工夫を重ねて楽しみを見つけながらやっていきましょう。植物が美しさを表した瞬間のそれを見つける楽しみは尽きません。

18日木曜日、お天気が怪しいのですが、今年最後の星の王子さまミュージアムの公開ガーデンワークです。植えて2年目、星の王子さまミュージアムのりんごの実がつかないので、この眺めが寂しい。

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そこで、思いついたフェイクで恐縮ですが、私が描いたりんごです。古典絵画を学んだ杵柄を生かして。ちなみに、右下は銀河庭園のフォール・アップル。拾いいただいて、それをモデルに描きました。本体土台は、クリスマス飾りの赤いペイント無しのりんごでした。(つづく)


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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